兵庫県透析医会 会長 石井洋治

兵庫県透析医会のホームページを御覧いただきありがとうございます。
会長の野里門クリニックの石井 洋治です。宜しくお願いいたします。


兵庫県透析医会は1983年(昭和58年)に発足して以来、兵庫県の腎不全患者さんに適正でより良い医療を提供するために設立されました。その後、肝炎感染問題、阪神淡路大震災、新型コロナ感染症など様々や「山」を乗り越えてまいりました。
血液透析は、週3回、4-5時間程度、続けていく治療です。様々な合併症を持っておられる方、免疫力が低下されておられる方が多く、急変、重症化される問題や、さらに現在は、高齢化に伴い介護や通院の問題など、多種多様な課題を抱えております。
そしてこれからの透析医療を考えていく上で、AIや異種移植などの科学技術の進歩や、ICTやスマホの利用拡大により、様々な形で変化する可能性があり、運営や継承などの経営についても将来を見据えることも必要かと思います。
まず、原点に立ち返り、「患者さんのための医療」とは何かをじっくり考え、その軸をぶれずに診療を行っていくことが、大切だと考えております。


良い医療を行うためには、医師だけではなく、看護師、臨床工学士、栄養士、薬剤師等さまざまなスタッフとのチームワークが必要で、医会の行事に広く参加していただいております。災害対策についても災害時ネットワークを利用しており、協力し合って新しい「兵庫県モデル」を構築してきました。
もちろん今まで通り兵庫県腎友会、兵庫県透析研究会、日本透析医会等との交流も大切にしていきたいと存じます。
いろいろな委員会活動を通じて会員、スタッフへの勉強会、さらには一般患者さん、御家族の皆様を対象とする講演会も開催させていただいております。


皆様には、このホームページをご覧いただきまして兵庫県透析医会の活動を少しでも御理解いただければ幸いです。

兵庫県透析医会会長 石井 洋治