
「令和」時代最初の兵庫県透析医会会長を拝命いたしました野里門クリニックの石井です。宜しくお願いいたします。
平林会長の後、同世代として引き続き、会の運営を行いたいと思います。
兵庫県透析医会は1983年(昭和58年)11月17日に発足して以来、兵庫県の腎不全患者さんたちに適正でより良い医療を提供するために設立され、35年以上経ちました。
現在の透析医療は、高齢化に伴い介護や通院の問題、運営や継承などの経営の問題など、多種多様の問題を抱えています。
そしてこれからの透析医療を考えていく上で、iPSやAIなどの科学技術の進歩や、ICTやスマホの利用拡大により、いろいろな形で変化する可能性があり、将来を見据えることも必要かと思います。
まず、原点に立ち返り、「患者さんのための医療」とは何かをじっくり考え、その軸をぶれずに診療を行っていくことが、大切だと考えます。
良い医療を行うためには、医師だけではなく、看護師、臨床工学士、栄養士、薬剤師等さまざまなパラメディカルスタッフとのチームワークが必要で、医会の行事に広く参加してもらっており、災害対策についても災害時ネットワークも構築し、協力してもらっています。
もちろん今まで通り兵庫県腎友会、兵庫県透析研究会、日本透析医会等との交流も大切にしていきたいと存じます。
いろいろな委員会活動を通じて会員、スタッフの勉強会、さらには一般患者さんを対象とする講演会も開催させていただいております。
皆様には、このホームページをご覧いただきまして兵庫県透析医会の活動を少しでも御理解いただければ幸いです。
兵庫県透析医会会長 石井 洋治